2018/04/01

相続登記、その登録免許税の計算方法

 

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石川宗徳
埼玉県をこよなく愛する司法書士・相続診断士。汐留司法書士事務所代表。一般社団法人さいたま幸せ相続相談センター相談員。
得意分野は会社法と相続。会社の相続もご相談ください。
趣味はフットサル(走れない)と将棋(弱い)
好きな食べ物は牡蠣とワッフル(セブン&アイ)
東武動物公園に稀に出没する。
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亡くなられた人(被相続人といいます)名義となっている不動産につき、相続人名義に変更する登記手続のことを相続登記といいます。

相続登記を申請するときは、申請先である法務局へ登録免許税を納めなければなりません。

このページでは、相続登記をするときに発生する登録免許税の計算方法について紹介しています。

相続登記と登録免許税

相続登記を申請するときは、その申請の際に登録免許税を法務局へ納めます。

登録免許税は、一律どんな不動産でも5万円という定額ではなく、以下にあるように定率となっています。

 

登録免許税の計算方法

相続登記の登録免許税は、対象不動産の固定資産評価額に1000分の4を乗じた金額です。

固定資産評価額が1000万円であれば、登録免許税は4万円となります。

登録免許税の計算には一定のルールがあり、不動産の評価額は下3桁を切り捨てて計算し、計算の結果出てきた登録免許税額は下2桁を切り捨てます。

固定資産評価額が1000万5999円であれば、登録免許税は次のように計算します。

1000万5000円×4/1000=40,020円

計算結果の下3桁は切り捨てますので、登録免許税は4万円となります。

公衆用道路等

地目が公衆用道路等となっている土地で、評価額が非課税と記載されているケースがあります。

このような土地でも、登録免許税は発生します。

一般的には、不動産の評価額(記載がなければ、本地から算出。詳しい計算方法は、法務局に確認します)に100分の30を乗じた金額を評価額として計算をします。

不動産の状況によって異なる可能性がありますので、計算方法が不明であるときは、最終的には法務局の判断を仰ぐことになります。

登記簿上の面積と実際の面積が異なる

固定資産評価証明書を見ると、登記簿上の面積実際の面積(現況)が異なることがあります。

登記簿上の面積の方が大きいときは、固定資産評価額を現況面積で割って1㎡の単価を算出し、それに登記簿上の面積を乗じて登録免許税の計算の基となる固定資産評価額を算出することが一般的です。

その必要があるかどうか(現況面積で登録免許税を計算してしまって問題ないか)は、管轄法務局に確認する必要があります。

 

評価額は今年度のものを使用する

固定資産評価額は毎年変化する可能性があります。

相続登記を申請するときは、不動産を相続した年度の固定資産税評価額ではなく、相続登記を申請する日の固定資産税評価額を基に登録免許税を計算することになります。

固定資産評価証明書を添付する

相続登記の申請書には、登記申請をする年度の固定資産評価証明書を添付します。

2017年4月1日~2018年3月31日に相続登記を申請するときは、平成29年度(2017年)の固定資産税評価証明書を申請書に添付しますが、2018年4月1日になったら当該固定資産評価証明書は登記申請の添付書類として使うことができません。

固定資産評価証明書の取得方法

固定資産評価証明書は、不動産を管轄する市区町村役場で取得することができます。

東京23区内にある不動産の固定資産評価証明書は、どこの都税事務所でも取得することができます。

 

登録免許税の納め方

登録免許税は銀行で納付することもできますが、一般的には登録免許税の金額に相当する収入印紙を申請書に貼付します。

収入印紙は、法務局で購入することができますし、郵便局でも販売しています。

多く納めてしまった場合

登録免許税の計算が間違っていて、登録免許税を多く納めてしまったときは、法務局から連絡がきます。

還付手続きをすることにより、納め過ぎた分を返してもらうことはできますが、その手続きは面倒なものですし、すぐに返ってくるわけではありませんので、納め過ぎには注意しましょう。

納付額が不足している場合

登録免許税の計算が間違っていて、納める登録免許税が不足していたときは、法務局から連絡がきます。

法務局の指示に従い、収入印紙等により登録免許税を追加で納めることになります。

 

登録免許税を納めないとどうなる?

登録免許税を納めなければ、法務局は相続登記を完了しません。

納付の案内を放置しておくと、いずれ相続登記申請は却下されてしまいます。

 

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埼玉県をこよなく愛する司法書士・相続診断士。汐留司法書士事務所代表。一般社団法人さいたま幸せ相続相談センター相談員。
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