2018/01/09

遺産分割協議がまとまらないときは家庭裁判所へ

 

この記事を書いている人 - WRITER -
石川宗徳
埼玉県をこよなく愛する司法書士・相続診断士。汐留司法書士事務所代表。一般社団法人さいたま幸せ相続相談センター相談員。
得意分野は会社法と相続。会社の相続もご相談ください。
趣味はフットサル(走れない)と将棋(弱い)
好きな食べ物は牡蠣とワッフル(セブン&アイ)
東武動物公園に稀に出没する。
詳しいプロフィールはこちら

相続財産を分けたいけれど、その分け方が相続人間の話し合いではまとまらない。

そのようなケースになってしまった場合、どのようにすればいいのでしょうか。

このページでは、相続人間で遺産分割協議がまとまらなかったときにどうするかについて紹介しています。

決着をつけるには最終的には裁判所

金銭的な事情や感情のもつれから、遺産に関する相続人間の話し合いがまとまらないことがあります。

遺産に関する話し合いは、法定相続分で均等に分ければ済む話のように思えるかもしれませんが、相続財産に不動産が含まれれば不動産の価格をどのように算定するのかで争いになることもありますし、亡くなった人(被相続人といいます)に対して自分がどれだけ貢献をしたのか、特定の相続人が被相続人の生前に、被相続人からいくらもらったのか等により法定相続分からその割合の増減を要求することにより争いになることもあります。

しかし、話し合いは時間をかければ必ず解決するものではありません。

また、話し合いが長引けば長引くほど、その期間中、相続人は被相続人の相続財産を使うことができないというデメリットがあります。

どうしても相続人間の話し合いだけで遺産分割協議がまとまらなかったときは、家庭裁判所による手続によって解決を図っていくことになります。

 

家庭裁判所での調停

遺産分割協議が当事者同士だけでまとまらないときは、家庭裁判所の調停手続を利用することができます。

調停とは、裁判官調停委員が当事者の話を聞き、調整をしたり解決策を提案等をすることにより、円満な解決を目指す手続です。

調停の申立書の提出先

  • 遺産分割調停申立書
  • 土地遺産目録
  • 建物遺産目録
  • 現金・預貯金・株式等遺産目録
  • 当事者等目録

各書類の書式は、裁判所のこちらのサイトにあります。

http://www.courts.go.jp/saiban/syosiki_kazityoutei/syosiki_01_34/

調停の申立書の提出先

  • 相手方の住所地を管轄する家庭裁判所

または

  • 当事者が合意で定めた家庭裁判所

住所地とそれを管轄する家庭裁判所については、こちらのページをご参照ください。

 

調停期日に出頭

遺産分割調停の申立が受理されると、裁判所から1回目の期日の通知がきます。

期日に裁判所に出廷すると、裁判官または調停委員を含めて相続人同士で話し合いをします。

必ず1日で終わらせなければならないのではなく、1回で終わらなければ次回、その次と期日が設定されていきます。

調停がまとまらなければ審判へ

調停で話がまとまればそれで裁判手続は終わりとなりますが、まとまらなければ審判へと移行します。

 

家庭裁判所の審判

調停手続を経ても遺産分割協議がまとまらないときは、遺産分割の内容を家庭裁判所が決定する審判手続に移行します。

審判手続においては、各相続人がそれぞれを主張し合った後に、裁判所が審判をすることにより解決を図ります。

審判の内容に不服があるときは、2週間以内に即時抗告をすることができますが、即時抗告をしなかったり、即時抗告が棄却されたときは審判の内容が確定します。

 

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埼玉県をこよなく愛する司法書士・相続診断士。汐留司法書士事務所代表。一般社団法人さいたま幸せ相続相談センター相談員。
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