2018/01/13

嫁いだ次女は、相続人になりますか?

 

この記事を書いている人 - WRITER -
石川宗徳
埼玉県をこよなく愛する司法書士・相続診断士。汐留司法書士事務所代表。一般社団法人さいたま幸せ相続相談センター相談員。
得意分野は会社法と相続。会社の相続もご相談ください。
趣味はフットサル(走れない)と将棋(弱い)
好きな食べ物は牡蠣とワッフル(セブン&アイ)
東武動物公園に稀に出没する。
詳しいプロフィールはこちら

30歳の時に嫁いで、今は夫の両親と一緒に遠方に住んでいる次女がいるとします。

相続人が誰であるのかは、相続において重要な事項です。嫁いで夫の戸籍に入った女性に、親の遺産を相続する権利はあるのでしょうか。

このページでは、嫁いだ娘に、親の遺産に対する相続権があるのかどうかを紹介しています。

嫁いだ娘と相続権

子は第1順位法定相続人

被相続人の子は法定相続人です。

被相続人の両親が存命していても、兄弟姉妹がいたとしても子はそれらに優先して遺産を相続する権利ありますので、第1順位相続人といわれています。

同じ戸籍に入っているかは相続権に影響しません

被相続人の子は相続人となりますが、これは被相続人の死亡時に、被相続人と子が同じ戸籍に入っていたのかどうかは影響しません。

結婚して新しい戸籍を作り、親の戸籍を出た長男も、嫁いで今は夫の戸籍に入っている次女も、被相続人たる親の相続人であることに変わりはありません。

義父の相続人とはなりません

なお、嫁いで今は夫の戸籍に入っている次女は自分の親の相続人となりますが、夫の親(義両親)の相続人とはなりません。

義父や義母の相続人となるには、養子縁組をする方法があります。

同じ姓かどうかは相続権に影響しません

被相続人と相続人が同じ姓であるかどうかは、相続権に影響しません。

被相続人と相続人の姓が異なることは、往々にしてあることです。

嫁いでも法定相続分は変わりません

嫁いだ次女も、他の被相続人の子(次女から見たら兄弟姉妹)と法定相続分は変わりません。

自宅を継いだ長男も、独身で近くに住んでいる長女も、嫁いで遠くにいる次女も法定相続分は一緒です。

 

遺産は全て長男のものという認識

旧民法では家督相続という制度があり、父の遺産は全て長男が承継するというシステムになっていました。

その名残で、現在も自宅等の自分の財産は全て長男が相続するものだと思われている方もいらっしゃるかもしれません。

長男に財産の全てを相続させたい、相続するのが当然だと考えることは問題ありません。しかし、何も対策をしないとその実現は難しいでしょう。

相続人の協力が一部必要となりますが、遺言遺留分の放棄を組み合わせる等の対策をとると、その想いは実現するかもしれません。

実務的には、少なくとも遺留分に相当する財産は他の相続人にものこしてあげた方が、相続人同士の感情的にも良い場合が多いです。

 

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埼玉県をこよなく愛する司法書士・相続診断士。汐留司法書士事務所代表。一般社団法人さいたま幸せ相続相談センター相談員。
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