2017/07/09

相続放棄、依頼するなら弁護士か司法書士か

 

この記事を書いている人 - WRITER -
石川宗徳
埼玉県をこよなく愛する司法書士・相続診断士。汐留司法書士事務所代表。一般社団法人さいたま幸せ相続相談センター相談員。
得意分野は会社法と相続。会社の相続もご相談ください。
趣味はフットサル(走れない)と将棋(弱い)
好きな食べ物は牡蠣とワッフル(セブン&アイ)
東武動物公園に稀に出没する。
詳しいプロフィールはこちら

相続放棄をしたいけれど、自分で手続を行うのは不安。

そのようなときに手続を依頼できるのは弁護士司法書士です。しかし、弁護士と司法書士では行える手続に違いがあります。なお、行政書士は相続放棄のような裁判手続を行うことはできません。

このページでは、相続放棄を依頼する際に知っておきたい弁護士と司法書士の違いを紹介しています。

相続放棄手続における弁護士と司法書士の違い

インターネットで「相続放棄」と検索すると相続放棄の専門家を謳った多くのサイトが出てきます。相続放棄は家庭裁判所に対する手続ですので、弁護士司法書士のみがその手続に関与することができます。

それでは相続放棄を専門家に依頼しようと思ったときに、どちらに依頼するのが良いか迷われる方もいらっしゃると思います。

相続放棄手続における、弁護士と司法書士の違いは何でしょうか。

弁護士は代理人となれる

弁護士は相続放棄申述人(以下、本人といいます)の代理人となり、本人の代わりに相続放棄手続を完了まで行ってくれます。

つまり弁護士に依頼すれば、本人は最初の弁護士とのやり取り(状況の説明や委任状等の交付)を除き、基本的には何もしなくても良いことになります。

何もしなくて良い、は大きなメリット

弁護士に依頼したときの「何もしなくて良い」にはいくつかのメリットがあります。

確実性

弁護士は法律の専門家ですので、相続放棄手続を間違いなく行ってくれます。

被相続人の負債が多額であるときは、相続放棄を確実に行ってくれる弁護士の存在は頼りになると思います。

放置による期限経過が無い

相続放棄は、相続人が自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内に家庭裁判所にその旨の申述しなければなりません。

弁護士に依頼をすれば、この期限内に行ってくれるでしょう。

また、相続放棄を申述した後に送られてくる相続放棄の回答書についても、弁護士が忘れずに行ってくれます。

本人が行う場合は、つい忘れてしまうということもあるかもしれません。

本人が忙しくても大丈夫

弁護士が本人の代わりに手続を行ってくれるため、忙しくて相続放棄の手続をしている時間が無いという方には、その点においても依頼するメリットがあります。

司法書士は書類作成の代理人

司法書士は弁護士と異なり本人の代理人となって相続放棄手続を全て行えるわけではありません。

司法書士が行えるのは、あくまで書類(相続放棄申述書)の作成を代理することです。

相続放棄申述書の提出や回答書は本人で

司法書士は裁判書類作成の代理人ですので、相続放棄申述書の提出は本人が行うことになり(郵送で提出することが可能です)、相続放棄の照会書・回答書は本人の住所に送られてきます。

相続放棄申述書にも回答書にも、本人の署名と押印が必要となります。

書類の間違いは無くなる

司法書士は書類作成を本人の代わりに行い、申述書と一緒に提出する書類のチェックも行うことがほとんどかと思いますので、書類の不備を家庭裁判所から指摘される可能性は低くなります。

弁護士と司法書士のどちらに依頼するか

弁護士も司法書士も、相続放棄に関する知識はあり、相続放棄の申述に必要となる戸籍や住民票は代わりに集めてくれます。

しかし、上記のとおり弁護士に依頼すると手続を全て任せることができるというメリットがあります。

一方で、弁護士・司法書士に支払う報酬は、一般的には司法書士の方が安くなるでしょう。

色々な弁護士・司法書士のホームページをを見ていると弁護士報酬は5万円~10万円以上であるのに対して、司法書士の報酬は3万円~5万円程度であるようです。

この記事を書いている人 - WRITER -
石川宗徳
埼玉県をこよなく愛する司法書士・相続診断士。汐留司法書士事務所代表。一般社団法人さいたま幸せ相続相談センター相談員。
得意分野は会社法と相続。会社の相続もご相談ください。
趣味はフットサル(走れない)と将棋(弱い)
好きな食べ物は牡蠣とワッフル(セブン&アイ)
東武動物公園に稀に出没する。
詳しいプロフィールはこちら
 

Copyright© さいたま遺産相続相談.net , 2017 All Rights Reserved.